GブレイカーのSpecNote

日々の雑記とメモ。スペックがわかるほど量を書いてませんがね。

今日のニュース

■アニメ化決定のラノベ、出荷停止 原作者が差別ツイート
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180606-00000079-asahi-soci
 
 ネットなどでは一時期やたらと嫌韓・嫌中などが多かったですよね。アホくさ、と思って見ていたのを覚えています。
 朝●新聞だったかな? 大昔の慰安婦問題の記事について謝罪したその瞬間から、なぜかその手の記事やニュースが激減したので、大笑いしたことも覚えています。たしか尖閣問題とか起こってた時期だと思いますが。
 
 当時、中国内での過激な反日活動がニュースになっていましたが、さすがに違法行為に指定されて鎮圧したという話もありましたね。色んなことを思ったものです。中国は世界人口トップですから様々な人がいます。
 日本からすれば流行と言っていいような人数が動いていたとしても、案外中国全体から見ればそうでもないのかな?とか、本気で反日活動やってる人たちの中で本気でやってるのは一体何%だろうかとか、まぁ一枚岩なわけないわなとか。
 歴史が始まって二千年以上たった今でも国内で民族闘争に明け暮れてるようなお国なので(ウイグル自治区漢民族が幅を利かせてたりとか)、政府側もコントロールするのが難しいのでしょう。その政府内部も共産党と他がが火花散らしてたり。更にその共産党内部でも人民軍サイドとバトルしてたこともあったり。
 こういうことがわかってくると何だか怒る気も起きませんね。どの国の人民も、しょせん自分たちのことしか考えてないものなのです。いちいち真に受ける方が面倒くさい。
 
 そんなことより中国の石油タンカーの事故の話とか、そっち方が問題だと思うんですけどね。全然ニュースに出ないですよね。なにかしらの意図を感じますね。中国の方には死傷者も出ているのですが。
・中国沖タンカー事故!「数十年で最悪の事故」にも関わらず日本人の危機感が無い理由
 https://matomake.com/I0004589
 
 とは言っても除去作業などは進んでいるようで、景観などは回復してきているそうですが…。
WWF 東シナ海タンカー事故によるオイル漂着調査
 https://www.wwf.or.jp/activities/2018/06/1420606.html
 
 
 さてそんな思い出話はともかく、今回のニュース。
 僕が思ったのは「編集サイドも今後はこういうことを注意していかなければならないんだなぁ、仕事が増えるなぁ」なんて思いました。
 そしてすぐ自粛に入る企業。言葉を選んで「わけて考えるべきだが〜」などと言わなければならないあたり、本当に面倒くさいですね。この前のTOKIOのニュースの時も散々思いましたが、揚げ足取りする人たちが多いんでしょうね。
 
 作家なんて過激な連中が多いんですけどね。SFジャンルなんて流行った頃は社会批判ばっかでしたよ。いや、風刺って言った方が良いのかな。文壇と呼ばれる人たちも対談記事とかで過激なことばかり言ってる印象でしたが。
 人の心理や感情を徹底的に考える職業柄上、どうしても自分なりの答えをハッキリ持ってしまうもの。ものづくりってのは答えを出す行為なので、創作やってる人ほど色々なものに自分なりの答えをハッキリ持っているもの。それを口にしただけで文句を言われるのだから、面倒なことこの上ない。意見を言っただけで否定されたと受け取られるのが今の世の中です。閉塞感に苛まれて当たり前ですね。
 
 あー、差別はいけませんよ。常識だからわざわざ書くことでもありませんが、僕も念のため書いておきますね。面倒くさいですね。
 
 まぁもっとも、たかが150字程度しか書けないツイッターに書いてしまうようなものだから、多分浅はかな発言だったんだろうな、と思います。たぶん単発のつぶやきなんでしょうが……中には揚げ足を取るために、本当は長々と理屈を語っていたのを、過激な表現だけされている一部だけ抜粋し、飛ばし記事みたいにする――というのもよくある手ですからね。
 
 まぁそんなわけで僕はツイッターというシステム自体に疑問があるのでほとんど見ていません。僕自身が流されて真に受けてしまう可能性があるからです。よその記事や発言に対する他人のレスポンス、それに対してみんながどう思うか、なんて情報を得るのはもってのほか。意見と感想は自分で持ち、制御するべきものですので。僕は政治家じゃないから、世論とかいうものを見る必要はないんですね。
 僕もしょせん、自分の事しか考えていません。
 
 それにしても、この自粛でいくら損失が出るんですかね。
 たしかにラノベ市場……というかオタク文化の現在の主な客層は海外――アジアだと思いますので、そういう意味じゃやはり気にするべきなんでしょうね。
 
 よく見たら、この記事も朝●新聞だな。そういう視点で見られたものなのかもしれない。
 朝●さんはやたら文句言われることが多いですけど、たまにピリッと辛い、他の新聞にはない本質を射ているだろう記事を目にすることがあります。社内政治や方針も色々あるんでしょうが、ああいう記事は、それらに抵抗する内部勢力のある種の自浄作用として表に出たものなのかな?と思ったりもします。大企業ですからね。やはり一枚岩とは思えません。
 
 色んな視点を持つことが、メディアと呼ばれるものに対する消費者側にとっての正しいとらえかたなのではないか、と最近よく思います。だから新聞社だってたくさんあるわけですしね。
 
 
 

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《追記》
 ツイートだけじゃなくて作中でもやってたとか。

■轻小说主人公被质疑是屠杀三千人的侵华日军 日本作者道歉了
(※中国のニュースの日本語翻訳↓)
 https://translate.google.com/translate?hl=ja&sl=zh-CN&tl=ja&u=http%3A%2F%2Fwww.guancha.cn%2Finternation%2F2018_06_05_459041.shtml
 
 世界大戦中に3712名を殺害と。んー……たしかに南京大虐殺を彷彿とはさせますが……。うーん……まぁデリケートな問題ではある……のかなぁ? 南京事件はねつ造だとか、解釈の差だとも言われていて未だにあやふやですしね。
 キャプチャを見るだけではちょっと判然としないですが、前後の文が無いので陸軍かどうかわからないような気もするし。
 
 ただ南京事件が中国国内でどのような扱いが主流なのかは僕も知らないので、問題が起こる可能性は否定できない。上でも触れたがニュースで聞いてることだけが全てではないだろうし、70年も前の歴史に興味がある人間がそんなに多いのだろうかという疑問もある。こういった騒ぎで飯を食っている人も多いだろうから、そういった人たちが取り上げているだけのような気もする。
 しかし歴史的事実はともかく、本気で恨んでいる人たちもいるだろうことは想像できる。事実がどうだろうと、その人が信じたいものが真実だから。
 
 しかし、そこが話の根幹にかかわっているわけではなさそうだけどな。あくまで主人公プロフィールの一端でしかないわけだし。そこまで騒がんでも、とは思う。 
 これは読んでみないことには、僕にはちょっと判断できませんねぇ。アニメ化まで中止になるとは思わなかったが、メインキャストが数人降板を発表しているので、まぁ今からキャストを一から再び集めるのは製作上でも困難なのは違いないだろうから、こういう判断にならざるを得ないだろうな。
 国内だけなら重く見すぎなのかもしれないけど、先に述べたように中国市場も視野に入るなら、これは自粛したくはなるかなと思います。妥当と言えば妥当か。
 ホビージャパンも重たい負債を抱えることになるね。
 
 いい機会だし、僕も個人的に南京事件のことを調べてみようかな。