感想など
さて、明日でついに最終話。長門も陸奥もまだ出撃してないし、テーマ的な本題に入ってきたところなのですが……分割二期かなぁ?と睨んでいたりします。
一話見た時からスポ根路線かな、と思っていたので今の展開には納得しています。深海棲艦や艦娘の設定というものが掘り下げられない以上、ドラマ重視になるしかないわけで。吹雪が何度挫けそうになっても、その度に周囲の人間(艦娘w)に励まされて、成長していくというのは見ていて王道で、やっぱり楽しいです。
言葉の正確な意味を行動とセットで覚えていくというのも、このアニメの特徴。
五省
一、至誠(しせい)に悖(もと)る勿(な)かりしか
真心に反する点はなかったか
一、言行(げんこう)に恥(は)づる勿(な)かりしか
言行不一致な点はなかったか
一、気力(きりょく)に缺(か)くる勿(な)かりしか
精神力は十分であったか
一、努力(どりょく)に憾(うら)み勿(な)かりしか
十分に努力したか
一、不精(ぶしょう)に亘(わた)る勿(な)かりしか
最後まで十分に取り組んだか
(Wikipediaより)
第一話冒頭のナレーションでありましたね。
第三話で、赤城から「大切な人に気持ちを伝えることをためらうな」と教わり、その場で実行した吹雪でしたが、続く四話で睦月に何を言っていいのかわからない状態に陥る。つまり、大切な人に気持ちを伝えられない。
そこで口で言えないなら行動で示せばよいと、ひたすらアクティブで気持ちを叩きつけてくる金剛から教わり、達成する。五省における、至誠と言行ですね。
第九話では自分の努力が認められていないように感じた吹雪は、赤城に「努力に恨みなかりしか」と教わりますが……なぜか夕立(宿題もやってないような奴w)が先に第一機動部隊である赤城の元に編入。
今までの努力の意味を見失いそうになり、悔しさなどで気持ちがグチャグチャになるけど、川内から夕立の努力の経緯を教えてもらい、努力する姿を見せる夕立本人のふるまいで、自分の努力を恨んではいけないと受け入れる。
つまり、第五話にて部隊解散時の神通の「水雷魂を忘れずに」の意味を理解する。五省における気力と努力ですね。
続く第十話にて、今度は赤城と加賀から試験。ギリギリまで追い込まれる吹雪に問われているのは「悖らず(道理を間違えず必死にやってきた)、恥じず(自分の言葉と行動に責任感を持ってきた)、憾まず(自分のやって来たことを恨まず努力し続けた)」は既に他人に十分伝わっているから、あとは最後までやるだけなのだということ。(その結果、睦月も最後は吹雪を応援する)
つまり、五省の最後のひとつ、「不精に亘るなかりしか」です。
(困ったときの金剛が出てこないのも、さり気ないポイント)
そしてそれが次回の最終話で、吹雪が自分自身に問いかけていく話になっているであろうと考えます。
他にも暁たちに対する長門や、翔鶴に対する瑞鶴、大和に対する吹雪などなど色々なところでこういったお話を再現し体現させています。私のアニメ版の感想でよく言ってますが、対比構造ですね。これらが様々なキャラクターと有機的にうまく絡み合っています。そういう意味ではやはりこのお話は完璧だと思っています。
何よりこのアニメで吹雪が超好きになった。
ネット上では主に原作ゲーム側のファンだと思いますが、重箱の隅レベルの問題で炎上していたりしていますが、ぶっちゃけ箸にも棒にも引っかからないような、具体性に欠ける意見が大半で、アンチや対立を好む人たちに流されて愚痴を言い合っているだけのように見えるため、制作サイドにはこんなクソみたいな意見に左右されず続けていってほしいなと思います。
艦これはオンラインゲームなので、ネットで攻略情報などを探しているだけでも、嫌でも下手な意見を目にする機会が多くイライラしますね。
まぁこれも愚痴ですが、ここは自分のブログなので、吐き出してスッキリしておきます。
アニメの見方、下手すぎ。ゲームやってる人と、アニメ見る人って近いようで実はかなり遠いんだなぁ。
まぁそりゃ大和艤装はどこから来たとか、提督よおぬしそれはマジで言っておるのか?とかあるけどさ。そのへんはどっちかっつーと、細かいスルーしていい部分だと思うんでね。私はあんまり気になりませんねぇ。
設定なんて脳内補完してナンボだし、理由はひとつだけと考えるのはナンセンスだし。