GブレイカーのSpecNote

日々の雑記とメモ。スペックがわかるほど量を書いてませんがね。

『アスラクライン2』 第26話

世界は救ったし、操緒は救出したし、奏は生きてるし、朱浬さんも復活したし、アニアはロリっ子に戻ったし、冬琉どころか姫笹まで救った、と大団円でした。
あんだけ啖呵切って戦いを挑み、鋼の出力を上回っているとか言われてたわりには黒鐵があっさり負けてるところはなんだかなぁって感じだった。まぁ逆転劇にしたいのはわかるんだけど、せっかく支援に来た洛高の面々がろくに戦わないのは残念としか。おまけにエクスハンドラーの二人だけで機巧魔神を圧倒しているから、鋼の子機になった旧ボスキャラたちが完全に見掛け倒しだった。ヒーローものみたいに再生怪人は弱いということなんだろうけど、もう少しバランスよく描いて欲しかったなぁ。でもどう考えても時間が足りてないから仕方ないけどね。黒鐵は最後影の中に戻る描写すらなく、操緒が戻ってきていて主役メカなのに泣ける扱いだし(更に最終話の操緒の開口一番があそこという)。最後の黒鐵対鋼は原作では焔月装備だけだったのが、対応するように鋼が氷の巨人になってたのは良かった。ただ、なんか作画タッチがいきなりグレンラガン風味になってちょっと萎えた。アスラクラインはCGロボがよくできていたので、できれば今までの延長戦でのハッタリ表現にして欲しかったなぁ。手描きはそれはそれで嬉しいんだけどさ。てゆーか、G・メカニック☆ティーチャーってなんだよ。GTOならぬGMTかよ。しかもメカニックスチューデントなんて役職まで。ずっとメカニックティーチャーって何だと思ってたけど、そのままの意味だったのかよ。メカの手描き自体がネタだったんだろうか。
ドラマ面ではイベントの消化をこなすので精一杯感が出ていて、もうちょっと智春と操緒だけの間が欲しかったね。まぁ生き返ったから、操緒としてはグッドエンドだしいいか。奏への呼び方も変わったことで、三人の関係もリスタートって感じだし。アスラクラインはもともと盛大な二股な話なんで、まぁこの辺りは“らしく”て良かったのかな。しかし、朱浬さんが来たときの智春のハイテンションっぷりは異常。実は朱浬さんが本命なんじゃねーのと勘違いするぞ(笑)。部長としても秋希さんが止めたわけだから、あれでよかったのかな。ただ冬琉は甘やかしすぎだと思います。
なんというか最初から最後まで駆け足なアニメだったなぁ。最初から最後まで視聴者置いてけぼりというか。もう少し見てる側が入り込める雰囲気にしてくれたら、もっと良くなったと思う。せめてあと1クールあれば余裕あったし、材料もおいしいネタが豊富だっただけに、ちょっと惜しいな。一期を原作四巻までの13話にして様子を見て、一年後くらいに二期を26話にすれば――無いな。全体的に見てキャラクター描写やメカの動きは良かったので、あとはストーリーと設定を整理できてれば、もっとおもしろくなったと思う。元々原作が色々と面倒で厄介な内容だってのはあるから、頑張ったほうですかね。

あ、まだ書いてない感想はこれから書いていく予定。一応自分で決めたノルマなんで(^^;) 今日は22話の感想(12/2)も同時にあげときました。