GブレイカーのSpecNote

日々の雑記とメモ。スペックがわかるほど量を書いてませんがね。

『H2O 〜FOOTPRINTS IN THE SAND〜』 最終話「H2O」

そして再びいちから始める。
遅れながらもH2Oの感想も今回が最後。間が抜けてますけどね。はやみが死んだかどうかはわからないけど、後味が少し悪い。琢磨的には母が死んだところからやり直すということなんだろう。だから盲目の期間と同じく、はやみがいなくなってから十年(?)という時間経過があったんじゃないかと。逆にはやみ側を考えると、少し献身的過ぎるというか琢磨への依存が強過ぎる気も。必要とされる、というのがポイントなんだろうけど。ただ、既に一度叙述トリックを用いているので、なにが真実なのかはわからないね。琢磨開眼シーン、その少し前に誰もいない交差点で辺りを見回す不自然な空白があるし。根拠はないが子供が出てきたのは不自然にも見えた。こうなると本編で言及していない部分は全て怪しく、精霊会議とやらも本当にあるのかどうかわからないし、音羽が精霊なのかもよくわからない。とまぁ完全に踊らされてる感はあるが、それもこの演出手法の楽しみ方のひとつなんだろうなと自己完結しました。曖昧な表現は嫌いではないしね。
それとは別にやっぱり後味の悪さを払拭するために何か欲しかったのが素直な感想。はやみには幸せになってもらいたかったので、その辺が見たかったかな。OVAでも特番でも何でも良いから、超絶的な潜在能力を誇るはやみんパワーを引き出すような後日談が欲しいです。そんなことを言ったらキリがありませんけど。あ、ラストの演出はグッドでした。じいさん絡みの話がちょっと拍子抜けでしたが。賛否両論かもしれないが、僕はこれもアリだなと思いますんでスタッフの次回作には期待したい。