賀東招二 フルメタル・パニック！ つどうメイク・マイ・デイ

読了ー。賀東先生も言ったとおり普通にやったらこんな長さになったみたいな一冊でしたね。僕としては相変わらず軍隊式訓練とかが面白くてしょうがないのだけれど、やはり本命はレーバテイン。デザイン画を掲載してくれるなんてロボット好きにはたまりませんよ。……ぶっちゃけ、ドラマガのカラー特集というのは見れなかったのが悔しくてしょうがない。立ち読みしようにも、ずっと縛られてあったから……ちくしょう。
それはさておき、ドラマ部分としては「逆襲」ですね。リベンジではなくカウンターみたいな。「やってやったぜくそったれめ、ざまあみろ！」の一言で済みますね。二冊前からこっち、ずっと鬱憤がたまってる内容だったので、スカッとします。欲を言えば、バトルではもうちょっとハッタリが欲しかったけど、フルメタのリアリティ感には合っててやりすぎると浮いちゃうから丁度いいのかも。
逆にテッサの演技は伏線でもあったのかもしれないけど、最後に持ってくるのはちょっとなーとか。見方を変えると、ということでしっかり補完はできてると思うけどね。ただ、最初のテッサ入院編はハラハラして面白かった。賀東ならやりかねんか、と(笑)

レーバテインのデザインは……デカイ。あと、めちゃ線が多い。アニメ用じゃないから尚更そう感じるのかも。シルエットはアーバレスト（アニメ版）とそんなに差がないですね。ボディはＭ９系と同じだし、太股の部分はアニメ版のファルケと似てる。ただ、ウェポンラックになってる肘や膝が大きくなってますけど。全体的にマッチョで、洗練されたアーバレストの引き締まったラインとは差別化が図られてるのかなーと思ったり。（まぁアーバレストはアニメ化のたんびにデザイン変わってるけど）
これまた欲を言えば、補助アームの展開とか、放熱索の展開とかその辺りの設定画も見たかった。口には相変わらず、ハード・ポイントが付いてるみたいだし。（掴めるのか？とツッコミたくなるが）　ただ、どこにバルカン砲が付いてんだ？　ハードポイントの横の穴か？
あと四季童子先生、絵変わりましたね。幼くなってる……。
とりあえず今後も楽しみにしつつ、ラストまであと少し！　二冊くらいか？

つどうメイク・マイ・デイ―フルメタル・パニック! 9 (富士見ファンタジア文庫)