これが第9巻の力だー！！

ラブコメのラブが強調された今巻。西沢さんを筆頭にヒナギクさんはおろか、ワタルが必殺のバックパスしたり、新キャラの虎鉄くんは最初からはっちゃけちゃいます！　でも一番ヤヴァイのはハ(略)という内容。ま、ヒナギクさんは次巻が真骨頂なんですけども。ではいってみよー。いつも通り、書きたい部分しか書かない。今回は強調文ランページです。

・カバー表紙
なんとついにコミックスの表紙まで飾りましたです。ミス瀬川こといいんちょ！　イッツグレイト！　裏表紙はコスプレヒナギクさん。イッツミラクル！！

・カバー折り返し四コマ
四コマ其の一……これはまた言い得て妙。オレにこの発想はなかった。だが迷わず飲むね！
四コマ其の二……ごめんね僕の大好きなヒナギクさん。先に謝っとくね。ごめんね。
馬鹿野郎ーっ！！　んなことできたら苦労しねぇーんだよォォーッ！！！
ところでリアルに嫌な話をしますけど、努力できることも才能のうちなんですよね。

・本体
表紙……おお、人気投票について触れてくれた。近いうちに結果発表かー。誰がトップか読めないのもこのまんがの特徴のような気もします。個人的にはギルバートには出てきてほしいよ……。
裏表紙……新たなHAPPY。
新たなHAPPY。
新たなHA
背表紙……お前は猫のクセに何一つわかっちゃいねぇ。生き物のサガってやつを。
内表紙……マリアさんのちっさい頃。帝も小さい。本棚にはなにやら難しい本ばかりですが……無秩序もいいとこだ。(笑)

・本編について
実は今巻では色々なことに気づいた……というか再認識しました。内容についてはもちろんですが、その他のことも。

１．やっぱりヒナギクさんは準ヒロインである。現在の段階で、ですが。コミックスになるとまとめて読めるので、忘れてしまうことなく次のお話に行けるのですが、サンデー読んでると一週間切れてしまう（なぜかいつも異常なテンションで読んでるし）。僕の場合立ち読みだからなおさらです。マリアさん絡みのお話が今回はそこそこあったのですが、ハヤテとの会話を見てるとやはりヒロインだな、と。ハヤテが意識してるのはマリアさん……あとは西沢さんくらい。後者は告白されたから、という条件があるので当然といえば当然ですね。乱暴ですが意識されるには告白関連は必要ということになりますね。ホント、いまさらです。毎回しょーもないこと叫んでるからこういうことになる(笑)
２．アーたんのキック。今更だけど……ドカッ！　より　ドゴォッ！！　の方がよかったな。めりこみ感がほしいぜ。……なんでもねーよ！
３．ナギお嬢様の恋愛論。もとい説得。これ、良いシーンです。それだけです。
４．このまんがは線が細い。まぁ前から分かっていたんですけど、最近は特にその傾向があるかなと。ハヤテってトーンはよく使ってるんですけど（デジタルのですが）あんまケバイ感じはしない。ケバイまんがって何やねんというツッコミはともかく、絵が全体的に明るいですね。サンデーだと絵が大きいことと、紙の品質でどうしても濃く粗く見えるんですけど、コミックスになると品質とサイズの補正がかかる。当然綺麗に見えるんですけど、線が細い分、白が多い……というのは漫画家にとって今はほめ言葉になるのか分からんけども、僕は良い白さだと思いますね。

・おまけ
今回はおまけにこそ真の価値がある！
キャラ紹介……ハーマイオニーのページは懲りすぎだ！！　遊んでるなぁ畑先生(笑)。個人的には神父には成仏しないで、最後の最後まで幽霊でいてほしい。「あんたまだ成仏しないんですか！？」「成仏したらアニメが見れないじゃないか」とかそんな感じで。実際、便利屋として良い役どころにいると思いますしね。

まんが……「逮捕されました」に笑った。ハヤテの世界でまともに逮捕されるのも珍しい話ですね、誘拐犯は別として。でも学校内は治外法権に近いからもみ消せたんじゃ……。　で、ハヤテが黒いです。おまけという舞台裏でのキャラだけに容赦ありません。舌打ちしてるのなんかピュリッツァー賞もんですよ。でも、こういう部分はあったほうがキャラに深みができていいと思います。（お前はなんでもいいのか）　ハヤテが怒れる相手も現在はタマか神父くらいだし、いい友達キャラになりそうですね虎鉄くん。今後が少し楽しみになりました。

今巻は切り所が非常に痛い。あと二話入れば完璧なのにーと思う人もいるでしょう。でも逆に楽しみで仕方ありませんね。予告にもあるように、日々は続いていく。そう考えると、アレで締めるのはいまいちよろしくないのかもしれません。
では毎回言ってることで締めにしましょう。三ヶ月って早っ！！　どうやら次回は二月のようです。久しぶりの二ヶ月ですね。以上9巻の感想でしたー。

ハヤテのごとく! 9 (少年サンデーコミックス)