GブレイカーのSpecNote

日々の雑記とメモ。スペックがわかるほど量を書いてませんがね。

東方神霊廟 早苗編感想と「東方における『現代っ子』設定」を考える 

 早苗 Normal クリア。
 火力低くて苦労したけど、まぁなんとか五面まで一度も死なずにいけました。本当は五面が一番自信があったのですが、二度も死にました。キレそうでした。あ、私はノーコン派ですので、基本コンティニューはしません、念のため。


 早苗ルートでのお気に入りは
「……さようなら。今度こそ永遠の眠りになるといいですね」
 という倒した芳香への台詞。さり気なく、この手のセリフを言うキャラクターって今までいなかった気がするんですよね。(まぁ個々人での程度の差はあるんだろうけど) 素直に、「ああ、良い子だなぁ」と思いました。
 神子と戦うときは結局他のキャラと同様(っていってもまだ霊夢でしか戦ったことないけど)戦いたくて戦う図式になっていますが、四面くらいまでは戦わなくてもいいやと思っていたり、EDで自分から勉強していたり、理系であったことが判明したりと、真面目で責任感が強い部分があるのが再び好感触というか、私も理系なので親近感がw 小6の教科書で勉強するのは、それしか見つからなかったのか、それとも小学校の教科書ならパッと分かりやすく調べられると思ったからなのか、それとも単にずれてるだけなのか。
 神霊廟で、私の中の早苗の好感度がアップしております。まぁ私は神だ、と調子こいてる部分もあるけどw


 ZUNさんが言う「現代っ子」って表現には、年相応の幼さから出る可愛さ(=ある種の“しょうがなさ”)みたいなのがあると思うんですよね。そこが可愛い。
 鈴仙にも同じように「現代っ子」が使われていたけど、あれも
「勉強する理由とか意味とかよく分からんし勉強は嫌いだけど、義務らしいし皆やってるしとりあえず学校には文句言いながら行きます」
 みたいな、子供特有の感覚だよね。花映塚のEDでも鈴仙
「とりあえず疲れたし、私にとってはどうでもいいから休みたい」
 と言いながらも、お母さん(永琳)に出かけるぞ、と言われて一緒に出ていくし、緋想天でも、「とりあえずお母さんに言われたから調べに行った」というお使い感覚で、なんとも頭でっかちで楽をすることばかり考えたがる、そのわりに具体的な将来設計は無くていざ放り出されると戸惑うという、未熟な精神構造が滲み出ているw(月との比較をして見下したがるのも特に根拠はなくて、思い込みと親の見よう見まねで優越感に浸りたいみたいなところが強いように見える。つまり中身が伴ってない子供と言える。事実、月が凄いかどうかはこの際置いておくとして) その辺がなんというか、私の中にあるお兄さん精神がむくむくと動き出して、しょうがねーなぁと言って引っ張ってやりたくなる可愛さが見えてくるのですよ。うん、キモイね。でも私は小学生・中学生時代に女子から「お兄ちゃん」扱いされてた人間ですから、こんなんチョロイです。
 まぁ表現があいまいだからか、それともキャラクターの年齢(=精神年齢)と同じくらいの若年層が多くてまだ理解できないからか、二次ではこの辺はスッパリ無視されてて、割り食ってる気がしますね。『現代っ子』って、けっこうおいしい属性なんだけどなぁw まぁ同年齢の人間が「勉強とか意味なくね?」とか「楽したい」とか言ってると途端にムカつきますがね。年下だけに許される特権です、あれは。
 幸いなことに東方のキャラは素直な子が多く、世の中の正義を理解して(とは言いすぎか?)行動しているのが大半です。妖怪に対して乱暴な霊夢ですら、人妖はどうあるべきか理解したうえで自分の正義の元に行動した結果、それが間違ってると分かったら素直に認めることができるキャラとして描かれている。それをプレイヤー側が知っているからあまり嫌味にならない。
 つまりちゃんとそのキャラがどういう思想を持って発言し行動しているのか見極めることができれば、一気に良い面が見えてきてすっげー可愛く見えるという、まぁなんていうか凄い造形なわけです。良い意味でも悪い意味でも素直な子たちばかりだから、憎めないってことだね。



 というわけで、これからはEXです。
 霊夢・早苗で多角的に攻めることでヒントが得られました。マミゾウのスペルも半分くらいは解法が見つかったので、あとは精度を上げていく作業です。しかし一発目の霊長弾幕の避け方が独特すぎて正解かどうか自信がないねw(何に似てるかやっとわかった。神奈子の天流「お天水の奇跡」の避け方ににそっくりだ) でもそういうのが楽しいんだよね。