GブレイカーのSpecNote

日々の雑記とメモ。スペックがわかるほど量を書いてませんがね。

『アスラクライン2』 第17話

里見恭武のかませっぷりが至高の一話。
ハンドラーである智春がどんな選択をしても許す、その替わりに加賀篝を責めないでほしいというクルスティナに心を揺さぶられ、とうとうクルスティナが非在化し、加賀篝の敗北を前にようやく智春が決意。そして、黒鐵召喚! と、アツいはずなんですが、智春のヘタレっぷりが強調されすぎた&操緒が黒鐵を召喚しないことを問い詰める機会が多かった&智春の決意の描写がほとんどないこともあって、なんか微妙に。操緒や奏はもちろん、瑤や冬琉、佐伯兄、果ては敵である加賀篝たちの決意や想いを見てきた智春が心を決めるシーンだから、期待していたんですけど、これはちょっと痛いぜ…。戦闘シーンも智春が操緒の魂を削らないために、ほとんど動かず無駄な動作を省いてビスマスを簡単に叩きのめすということなんだけど、やっぱりここはもうちょっと智春の心理描写を強調して描いて欲しかったな。加賀篝はベリアルドールと契約悪魔を同時に失い、なんというか限りなくデッドエンドなバッドエンド。予想はしてたけど、その後の智春からのフォローはなし(フォローと言えるほどのもんでもないが)。厚めの文庫一冊分を二話でやったんだから仕方ないけど、やはり駆け足感は否めないね。今後も出番あってほしいなあ。原作では語られなかったから、一期での朱浬さんたち同様に加賀篝と琴里、クルスティナの堀さげをアニメでは期待したんだけど、ほとんど無かったのは残念。奏は魔力を使い果たして体力切れ、智春におんぶと二人の距離は確実に近くなりました。物理的な意味で。加賀篝が発見したベリアルドール解放の鍵と思われるトランクは鳳島氷羽子に持ち去られるが、クルスティナの遺した研究データを得る。次回は奏とべったり二人三脚!って、また物理的に距離が(ry

ロボについて。
薔薇輝かっこいいよ薔薇輝。黒鐵かっこ……よくないよ黒鐵……。手描きなのは嬉しいけど、あんまり作画が良く無かったヨー…。カスタスマキーナや薔薇輝の止め絵や、黒鐵が重力球を撃つ動きは良かったけど、それ以外は全体的にガタガタな感じ。アスラクラインのロボCGは結構ハイレベルなのは知ってたけど、まさか主役ロボの手描きが見劣りする時が来るとは思ってもみなかった(汗)。新しい発見だ……。今後はもう少し頑張って欲しい。

細かいところでのツッコミは、正体バレバレだけど兄貴のエンディング表記くらいは伏せとけよと(笑)とか、前はあんなに悪役だったのに、一期とは変わって加賀篝が柔らかくなってて一期のラスボスの貫禄無し(笑)とかかな。あ、OPがまたマイナーチェンジ。最初の操緒→奏→智春の背景色変更とエフェクト追加?
設定面では、非在化とは悪魔という異物を排除しようとする世界からの反動、とさり気なく触れているけど、このあたりの細かい情報は後でまた出るのかな? 1話(14話)で異なる世界間同士が接触したから非在化したと触れられているけど、これだけだと悪魔=非在化には、まだ足りないような。
悪魔の魔力の代償は、契約者の愛情を食らうことで、悪魔の力を使えば使うほど、契約者から愛情が抜けていく。ここは補足しておくと、愛情以外の憎しみとか怒りとか、何でもいいから悪魔に向けられる感情で構わないってこと。といっても、愛情を失う=興味を失くすみたいなもんだし、クルスティナが非在化したのは仕方ないっちゃ仕方ないんだよね。