GブレイカーのSpecNote

日々の雑記とメモ。スペックがわかるほど量を書いてませんがね。

西尾維新 戯言シリーズ3・クビツリハイスクール

クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子 (講談社ノベルス)

クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子 (講談社ノベルス)

ちょっぴり少年誌的な内容の三巻目。今回は最初の戯言プロローグがなく、いきなり事件にとスピーディ展開。薄さからしてどこかに掲載されたものをまとめたやつなんでしょうかね。
なんだか主人公が女装したり、哀川さんが犯罪臭い格好をしたり(笑)、相変わらず女の子いっぱいわあいみたい展開だったり。なんなんでしょうね。個人的には萩原子荻さんが好みでした。髪の毛長いし。ずっこけたり、肩をがくっとしたり、勘違いしたりと愉快。
で、困ったことに、僕がこのシリーズで気に入るキャラは死んでしまうので(踊らされてます)、予感的中してちょっとがっくし。では今回のツボです。

「実は姫ちゃん、エスパーだったんですっ!」
「な、なぬーっ! こいつはマジで驚きだっ! これでパーフェクト助かったぜい!」
「でもこの能力はコントロールが不完全で……ああっ、師匠っ!」
「なんじゃこりゃーっ! 僕の右手がハンニバ(以下略)

二巻の途中辺りから時々ね、思うんですよ。この作者、実は頭悪いんじゃないかと。すげーけど馬鹿なんじゃないかと。でもだからこそ納得できました。僕とたった三歳しか離れてないのに、何故こうも違うのかなと思う理由が。や、比べるだけ失礼なんですけど。たった三歳しか違わないから、こんなに違うんですよね。
今回は哀川さんの話でしたね。語録がいっぱいです。楽しいったらありゃしねぇ。
「死んでしまうとは何事じゃ」「大事だよ!」
声帯模写で喘ぎ声をあげてやろう」「やめてください」「やぁっ駄目!やめてったらっ!」「お前がやめろ!」「マジ切れかよ!」
訂正。いーくんといると楽しいです。
新手のモビルスーツとか、新手のスタンド使いとか、童夢くんとか、なにげにサブカル単語もよく出てきます。ライノベだなこりゃ、とか思ったりしますね。むしろ、最近ようやくティーンエイジ向けノベルとそうでないのの差というか、カテゴライズというか、そういうのが馬鹿らしくなってきました。まぁそういうわけで読みやすいですよ。「夏休みの友」にどうぞ。