西尾維新 戯言シリーズ3・クビツリハイスクール
- 作者: 西尾維新,take
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2002/08/06
- メディア: 新書
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なんだか主人公が女装したり、哀川さんが犯罪臭い格好をしたり(笑)、相変わらず女の子いっぱいわあいみたい展開だったり。なんなんでしょうね。個人的には萩原子荻さんが好みでした。髪の毛長いし。ずっこけたり、肩をがくっとしたり、勘違いしたりと愉快。
で、困ったことに、僕がこのシリーズで気に入るキャラは死んでしまうので(踊らされてます)、予感的中してちょっとがっくし。では今回のツボです。
「実は姫ちゃん、エスパーだったんですっ!」
「な、なぬーっ! こいつはマジで驚きだっ! これでパーフェクト助かったぜい!」
「でもこの能力はコントロールが不完全で……ああっ、師匠っ!」
「なんじゃこりゃーっ! 僕の右手がハンニバ(以下略)
二巻の途中辺りから時々ね、思うんですよ。この作者、実は頭悪いんじゃないかと。すげーけど馬鹿なんじゃないかと。でもだからこそ納得できました。僕とたった三歳しか離れてないのに、何故こうも違うのかなと思う理由が。や、比べるだけ失礼なんですけど。たった三歳しか違わないから、こんなに違うんですよね。
今回は哀川さんの話でしたね。語録がいっぱいです。楽しいったらありゃしねぇ。
「死んでしまうとは何事じゃ」「大事だよ!」
「声帯模写で喘ぎ声をあげてやろう」「やめてください」「やぁっ駄目!やめてったらっ!」「お前がやめろ!」「マジ切れかよ!」
訂正。いーくんといると楽しいです。
新手のモビルスーツとか、新手のスタンド使いとか、童夢くんとか、なにげにサブカル単語もよく出てきます。ライノベだなこりゃ、とか思ったりしますね。むしろ、最近ようやくティーンエイジ向けノベルとそうでないのの差というか、カテゴライズというか、そういうのが馬鹿らしくなってきました。まぁそういうわけで読みやすいですよ。「夏休みの友」にどうぞ。